ステージ1 色あせ 新築後、屋根材にもよりますが、一般のスレート屋根だと、5,6年を過ぎたあたりから、この色あせが見られます。早急に対策が必要なわけではありませんが、要注意です。 ステージ2 コケ・変色 コケが生えたり、変色して来たら要注意。この時点では塗装で対処が可能ですが、ステージ3に移行するのは時間の問題です。できればこの時点で対処するのがコスト的にもおすすめです。 ステージ3 ひび割れ・剥がれ 屋根材がひび割れていたり、剥がれ(トタン屋根の場合はサビ)が出てくると、塗装での対処が難しくなります。程度にもよりますが棟板金の交換なども必要になります。 雨漏りが起きてからでは、工事費用は高くなります。 そうなる前に早めの点検をおススメします。 屋根塗装工事のポイント 屋根塗装工事は、屋根の状況により、塗る以外の工程が重要です。なぜならば、劣化の程度によっては、塗装では修復できないものもあり、その時は葺き替えやカバー工法など塗装以外の選択も必要です。 また、外壁塗装と同時にご検討の場合は、屋根の塗装はワンランク上のグレードでの塗装をお勧めします。なぜならば、屋根のほうが直射日光や雨に当たるため、劣化が進みやすいのです。ですので、外壁の耐久性と併せようと思うと、どうしてもワンランク上のグレードになります。 一級施工管理技士が屋根を診断します まず、屋根はもちろん、棟などの状態も確認します。瓦屋根の場合は、漆喰の状態も細かく確認します。状況に応じて、棟板金の交換やカバー工法、葺き替えなどもご提案致します。もちろん施工は3度塗り。下地補修も細部まで徹底しておりますので、ご安心下さい。 プロの屋根・外壁0円診断 細部まで見逃さない下地処理 屋根塗装の現場で多いのが、屋根のひび割れや剥がれはもちろん、棟の釘の浮きや抜けなどです。これを放置したまま塗装された現場を何度も見てきました。いくらいい塗料が塗布されていても、肝心の屋根そのものの破損を放置したまま塗装しては、塗料の性能どころか、数年で雨漏りになるケースもあります。 また、下塗りも屋根の状態によって、2度、3度とプライマーを塗布することもあります。 施工の際の下地処理 下塗りの重要性 タスペーサーも設置します 屋根の塗装の際、屋根材同士が塗料で接着しないよう「縁切り」という作業が必要です。この縁切りを行うのが、タスペーサーです。 縁切りとは、屋根材同士が接着してはいけない理由は、通気したり、雨水を排出したりするためです。ところが屋根を塗装改修する時、塗料で重なり部分が密着してしまうことがあります。すると雨水が屋根材の裏側に溜まりやすくなり、屋根の雨漏りや腐朽の原因となってしまうのです。そこで行われるのが縁切りという作業です。 タスペーサーの重要性 屋根塗装工事の費用について 項目 費用 高圧洗浄 200円/㎡ ケレン 500円/㎡(トタンなど金属屋根の場合) 下塗り 500円~1,000円/㎡ 中塗り/上塗り(2回塗り) 1,800円~3,000円/㎡ 縁切り(タスペーサー) 500円~800円/㎡ その他に掛かる費用 雪止め、諸経費・足場代・養生など 屋根塗装の流れ STEP 1 高圧洗浄・補修工事 まず、屋根を高圧洗浄して汚れを落とします。洗浄を軽視してはいけません。例えば、ほこりやチリがあるところにセロテープを張ってもすぐ剥がれるのと同じです。汚れや、古くなった塗膜を洗い流すことから始まるのです。 また、棟板金の釘浮きがあれば、スクリュービスで打ち直しも行います。 STEP 2 縁切り、ケレン 下地処理で重要な工程です。縁切りは、屋根板同士を浮かせて離す役割があります。これをしないと、屋根内部の湿気を逃すこともできず、また毛細管現象によって、逆に雨水が侵入してしまうのです。 また、棟鈑金などの金属箇所には、ケレンをします。ケレンは表面を磨き、塗料との接着をよくする効果があります。 STEP 3 下塗り 塗装において、耐久性を左右する重要なポイントです。下塗り(プライマー塗布)は、中塗り、上塗りの塗料と塗装面を接着させる重要な役割を果たします。ここを手を抜くと、塗装の剥がれにつながるのです。 また、劣化が進んでいると、プライマーをすぐ吸ってしまうため、プライマーを2回、3回と塗る場合もあります。 STEP 4 中塗り・上塗り 中塗り・上塗りの工程で重要なのは、塗料メーカーの指定する仕様で施工することです。塗料には、メーカーが指定する仕様があり、どれくらいの厚さで塗るか、どれくらいの時間乾燥が必要かがすべて明記されており、それを遵守しなければ、カタログの性能値や耐久性は発揮できないのです。 STEP 5 屋根塗装完了 最後に、一級建築施工管理技士の資格を持った人間が細部まで点検して、完了となります。もちろん、お客様にもご確認頂き、問題なければ足場解体、という流れになります。 屋根塗装とセットがおススメの工事 屋根塗装の際は、足場を仮設します。屋根塗装と外壁塗装を別にしてしまうと、都度足場代が個別に発生しますが、同時工事だと、足場代は1回分で済みます。 屋根が劣化するタイミングでは、雨どいの劣化が目立つケースも少なからずあります。せっかくやるなら、雨どいも交換したほうが、今後のメンテナンスが楽になります。 お客様がご希望の工事がございましたら、お知らせください。お客様のご希望を優先したうえで、ライフプランや、将来性を勘案して、お客様にとって、ベストな工事をご提案致します。 外壁のチョーキング ひび割れ 汚れ、くすみ 屋根の割れや剥がれ 外壁・屋根は築8~12年たったら、 一度点検をお勧めしています。 どんなご質問にも、他店では教えてくれなかった話も 正直に、丁寧にご説明します!