ゲリラ豪雨・雹(ひょう)被害による屋根・外壁の修理には火災保険を!

2025年8月8日更新

7月後半から9月前半に多く発生するゲリラ豪雨。
私たち千葉県民にとっては深刻な問題で、度々被害がニュースで報道されています。
また、初夏や秋が深まる10月頃に降る雹(ひょう)による被害も大きな被害が報告されおり、当社にもご相談が増加しています。

ゲリラ豪雨や降雹のような自然災害によるトラブルは築年数が経っているお住まいだけでなく、新築でも被害が発生する場合があります。
屋根や外壁、雨どいなどが破損すると雨漏り、漏電、火災など様々なトラブルに発生しかねません。

そこで今回は、ゲリラ豪雨・雹に焦点を当て、自然災害による建物の被害について詳しく解説します。
修理方法や費用相場、火災保険の活用の他、自然災害発生後に増える悪質な訪問営業についても紹介しますので、大切なマイホームのためにもぜひ最後までご覧ください。

 

ゲリラ豪雨・雹(ひょう)による建物の被害とは

ゲリラ豪雨・雹(ヒョウ)被害で屋根や外壁が損傷!修理方法や費用相場、火災保険の適用

ゲリラ豪雨や雹といった突発的かつ局地的な気象現象は、建物に深刻な被害を与えることがあります。
いずれも予測が難しく、突然の災害によって住宅や商業施設、工場などの建物が大きな損害を受けるケースが増加しています。

ここでは多く発生している被害を部分ごとに紹介します。
ゲリラ豪雨・雹が降った後にはこれらの部分に被害が発生していないか、チェックされることをおすすめします。
※高所の点検は落下事故の恐れがあるため、業者に点検をしてもらいましょう。

 

屋根の被害

・瓦やスレートの破損・剥がれ:強風や雹の衝撃で屋根材が割れや剥がれが発生する。特に古い屋根や劣化した屋根材は被害を受けやすい。

・屋根の防水機能の低下:豪雨による大量の雨水が屋根の隙間や破損部分に浸透し、雨漏りの原因となる。

・金属屋根の凹み:雹が当たって金属屋根に凹みや穴が生じる場合がある。

・屋根材のズレ:強風で屋根材がずれて隙間ができ、雨水が浸入しやすくなる。

木村建装の『屋根工事メニュー』についてはこちら

 

外壁の被害

・ひび割れ・剥がれ:雹の衝撃で外壁材にひびが入ったり、塗装が剥がれたりする。

・外壁の汚れ・変色:豪雨で泥や土が外壁に付着し、汚れが目立つようになる。

・シーリング材の劣化:外壁の継ぎ目にあるシーリングが豪雨や強風で剥がれる。

・浸水による内部損傷:外壁の隙間から雨水が浸入し、内部の木材や断熱材が腐食・カビ発生のリスクが高まる。

木村建装の『外壁塗装』についてはこちら

 

雨樋(あまどい)の被害

・破損・変形:雹や強風で雨樋が割れたり、曲がったりする。特にプラスチック製の雨樋は衝撃に弱い。

・詰まり:豪雨で落ち葉やゴミが雨樋に流れ込み、詰まりを引き起こす。これにより雨水が溢れ、外壁や基礎部分に被害が及ぶ。

・取り付け部の緩み・脱落:強風で雨樋を固定する金具の外れや、雨樋自体が落下する場合がある。

雨樋工事(修理・交換)についてはこちら

 

その他の被害

・窓ガラスの破損:大粒の雹が窓ガラスを直撃し、ひび割れや破損が発生する。強化ガラスでない場合はリスクが高い。

・シャッターや庇の損傷:強風や雹でシャッターが凹んだり、庇が破損したりする。

・基礎部分の浸水:排水が追いつかず、建物の基礎部分に水が溜まり、土台や地盤に影響を与える。

・ベランダやバルコニーの被害:雹で床や手すりが損傷する場合がある。また、豪雨で排水口が詰まり水が溜まると雨漏りに繋がる。

 

実際に建物に被害が発生している場合、放っておくと雨漏りや生活に影響を及ぼす恐れがあります。
自然回復することはないので、被害が広がって修理費用が高額になる前に修理をしましょう。

自然災害による修繕工事は火災保険が適用される!?

『火災保険』と聞くと、火事に関する保険と思われがちですが、自然災害にも適用される場合がほとんどです。
適用されるかどうかはご加入されている保険の契約プラン、被害状況などによって異なります。

ここでは火災保険による一般的な補償範囲や申請の流れ、活用する場合の注意点について詳しく解説します。

 

火災保険の補償範囲

火災保険の補償範囲

火災保険は火災だけでなく、自然災害による損害もカバーする保険です。
ゲリラ豪雨や雹被害に関連する主な補償内容は以下の通りです。

 

【水災補償】

水災補償は洪水、土砂崩れ、床上浸水などといった大雨やゲリラ豪雨による被害をカバーします。
一般的な支払い基準は建物や家財の再調達価額の30%以上に相当する損害・床上浸水・地盤面から45cmを超える浸水のいずれかに該当する場合です。
ただし、水災補償はオプションである場合が多く、加入していない場合は補償を受けられません。

 

【風災・雹災補償】

風災・雹災補償は強風や雹による被害を対象とします。
ゲリラ豪雨に伴う強風で屋根材が飛ばされたり、雹で外壁が破損した場合、この補償が適用される可能性があります。
ただし、雹は5mm以上の大きさであることが条件で、霰(あられ)による被害は対象外となることがあります。

 

火災保険の補償対象は「建物」と「家財」に分かれます。
どちらか一方のみに加入している場合、加入していない部分の被害は補償されません。

・建物:屋根、外壁、窓、冷暖房設備など、建物に固定されたもの。
・家財:家具、家電、衣類など、建物内に収容される動産。

ゲリラ豪雨・雹被害で火災保険が適用されるケース

では、具体的にどのような被害で火災保険が適用されているのでしょう。
適用される主なケースを以下に紹介します。

 

ゲリラ豪雨による雨漏り

・強風で屋根材が飛ばされ、雨水が浸入した(風災補償)
・豪雨で雨樋が破損し、建物内に水が浸入した(風災または水災補償)

 

床上浸水

・河川の氾濫や排水のオーバーフローで床上浸水が発生し、床材や家財が損壊した(水災補償)

 

雹による破損

・雹で屋根材や外壁材が破損し、修理が必要になった(雹災補償)
・雹で窓ガラスが割れ、室内に雨水が浸入した(雹災補償)

 

土砂災害

・ゲリラ豪雨による土砂崩れで建物が損壊した場合(水災補償)

 

ゲリラ豪雨・雹被害で火災保険が適用されないケース

では反対に、どのような場合に火災保険は適用されないのでしょう。
以下に該当する場合、ゲリラ豪雨や雹による被害でも火災保険が適用されない可能性があります。

 

経年劣化による破損

雨漏りや破損の原因が建物の老朽化やメンテナンス不足と判断された場合、火災保険は適用されません。
例えば、屋根や外壁にひび割れがあり、ゲリラ豪雨で雨漏りが発生しても、経年劣化が原因とみなされると補償対象外となります。

 

施工不良

屋根材や外壁の施工ミスが原因で雨漏りが発生した場合、人災とみなされ火災保険の対象外です。
この場合は施工業者に責任を追及する必要があります。

 

免責金額以下の被害

火災保険には免責金額(自己負担額)が設定されている場合があります。
修理費用が免責金額を下回る場合、保険金は支払われません。
例えば、免責金額が10万円に設定されていて修理費用が8万円だと補償対象外となります。

 

水災補償未加入

水災補償がオプションであり、未加入の場合は床上浸水や土砂災害による被害は補償されません。

 

原因不明の雨漏り

雨漏りの原因が特定できない場合は経年劣化とみなされることが多く、火災保険の対象外となる可能性が考えられます。

 

火災保険の申請の流れ

火災保険の申請の流れ

ゲリラ豪雨や雹被害で火災保険を申請する際の一般的な手順は以下の通りです。
順番に沿って漏れの無いよう手続きを行いましょう。

 

ステップ1.保険会社に連絡をする

まずは、保険会社の窓口へ連絡をしましょう。
代理店経由で契約をしている場合には代理店に連絡をすることで、保険会社への連絡を代行してくれます。
被害の状況、保険証券番号、被害内容、発生日時などを伝えます。

 

ステップ2.修理業者の選定と見積もり

破損している箇所(屋根、外壁など)の修理を行っていて、火災保険に詳しい業者に被害箇所の調査と見積もりを依頼します。
調査で撮影した写真があれば、保険会社への申請がスムーズになります。

なお、業者によって提案する工事内容、費用、対応の良し悪しは様々です。
複数の業者から見積もりを取り、提案内容や費用を比較検討をして信頼できる業者と契約をしましょう。
袖ヶ浦市の『失敗しない屋根工事業者の選び方』についてはこちら

 

ステップ3.必要書類の提出

保険会社へ提出するための必要書類の作成をします。
必要書類は保険金請求書、事故内容報告書、見積書、被害状況の分かる写真、罹災証明書など、保険会社から指示された書類を漏れなく準備して送付しましょう。
保険金請求書、事故内容報告書は保険会社から書類を取り寄せるか、WEBサイトの専用フォームから入力するのが一般的です。

 

ステップ4.保険会社による鑑定人の調査

書類を送付後、保険会社から「損害保険登録鑑定人」と呼ばれる調査人が派遣される場合があります。
ヒアリングだけで終わることもありますが、実際に現場の被災状況と見積書を比べて調査を行います。

なお、大規模自然災害後に鑑定人の調査が必要となった場合、鑑定人の人員が限られるため、保険金の支払いが大幅に遅くなる可能性があります。

 

ステップ5.保険金の支払い

保険会社が審査を行い、補償が認められれば保険金が指定した口座に支払われます。
明細ははがきなどで送られてくるので、確認をしましょう。

 

火災保険を申請し、保険認定されても保険料が上がることはなく、何度でも申請可能です。
その他、申請するデメリットはないので自然災害による被害の場合には積極的に活用しましょう。

また、火災保険の申請は保険法により、被害発生から3年以内に申請する必要があります。
時間が経つと被害の原因特定が難しくなり、経年劣化とみなされるリスクが高まるため、早めにしましょう。

注意!自然災害の後はリフォーム詐欺が増加します

注意!自然災害の後は詐欺被害が増加します

ゲリラ豪雨や雹の他、地震、台風など自然災害の後にはリフォーム詐欺が急増する傾向にあります。
その理由やよくあるケースを把握し、被害に遭わないよう対策をしましょう。

 

災害後に詐欺が急増する理由

なぜ災害後に限ってリフォーム詐欺が急増するのか、その理由を以下にまとめました。

 

被災者の不安や焦り
災害後は誰しも不安や焦りが大きくなり、冷静な判断が難しくなります。
その状況に付け込んで、「早く工事しなければ大変なことになる」と、考える余地を与えずに契約を迫ってきます。

 

修理業者の需要が増加する
災害後はリフォームの需要が急増し、信頼できる業者が不足しがちです。
この隙をついて詐欺業者が入り込んできます。

 

情報不足
被災地では情報が錯綜し、信頼できる業者を見極めるのが難しくなります。

 

リフォーム詐欺の典型的な3つの手口

リフォーム詐欺の手口は多岐にわたり、非常に巧妙です。
以下に、よくある手口を紹介しますので、これらの被害に遭わないようにご注意ください。

 

①突然の訪問営業

詐欺業者は災害直後に被災地を訪れ、よく確認もせずに以下のような謳い文句で契約を迫ってきます。

「屋根が壊れているのが見えた。」
→屋根の被害は余程の状況でない限り、実際にそのお住まいの屋根に登らなければ見えるはずがありません。
「今日契約すれば特別価格で対応します。」
→すぐに契約をするよう迫り、誰かに相談したり調べたりする時間を与えません。
「この被害は火災保険でカバーできます。手続きを代行します。」
→不必要な工事が含まれて保険金を不正請求されたり、支払われた保険金を持ち逃げされたりするケースがあります。

②高額請求

詐欺業者は実際の工事費用を大幅に水増しした見積もりを提示するケースが報告されています。

また、契約後に追加費用を請求するケースも多く、総額が当初の想定をはるかに超えることもあります。

 

③ずさんな工事や未完成のまま放置

契約後に工事を始めても粗悪な材料を使用したり、必要な修復を行わなかったりするケースがあります。

ひどい場合には工事途中で業者と連絡が取れなくなることもあるため、契約前には信頼できる業者かしっかり確認しましょう。

「工事業者の選び方」については、こちらのページです。

 

外装リフォームのことなら木村建装へご相談を!

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自然災害後は不安になったり焦ったりしてしまうことから、リフォーム詐欺の被害に遭いやすくなります。
突然の訪問営業や高額な見積もり、保険の不適切な利用を謳う業者には特に警戒しましょう。
被害を見つけた場合や点検を希望される場合は実績や資格を持つ、信頼できる業者にご相談ください。

 

当社、木村建装は一級建築施工管理技士、外壁劣化診断士などの資格を持つ職人が在籍する、外装リフォームのプロフェッショナル集団です。
おかげ様で創業から20余年、施工実績は累計1,200件を超え、火災保険を利用した修繕も多数行ってまいりました。

確かな技術と豊富な経験をもとに、お住まいにとってベストなリフォームを提案します。
ご相談や点検、お見積もりは無料ですので、まずはお気軽にお問合せください。
親切・丁寧なスタッフが誠心誠意サポートさせていただきます。
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