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皆さん、こんにちは！

外壁塗装・屋根工事・リフォーム専門店｜木村建装です！

２０２３年がスタートして、年末年始は皆様いかがお過ごしでしたか。

私は年末年始ついつい食べ過ぎてしまい、体が重く感じています😓

食べ過ぎてしまった分、運動が必要ですね！

１月もまだまだ寒い日が続きますが、寒さに負けず元気に頑張っていきましょう😃

今日は外壁塗装をするときによく一緒に施工するバルコニー床の防水工事をレポートしていきたいと思います。

戸建て住宅のベランダ床の防水には「FRP防水」「ウレタン防水」「シート防水」などがあります。

最近の住宅では「FRP防水」が主流となっており、FRP防水も経年劣化により防水性能が低下してしまう為、定期的なメンテナンスが必要です。

ちなみにFRP防水ってなに？？って思いますよね。

簡単に説明すると「FRP」とは繊維強化プラスチック（Fiberglass Reinforced Plastics）の略です。

バルコニー床に使われる「FRP防水」はポリエステル樹脂にガラス繊維（グラスウール）を混ぜて固めた塗膜防水工法になります。

FRP素材の身近な物ですと、「サーフボード」や「浴槽」や「ヘルメット」などが使われてますね。

特長は金属より軽くて、とても強度があるプラスチック素材です。

FRP防水のメンテナンス時期は「トップコートが５～８年」「FRP１PLY工法が１０年～１２年」が目安となります。

バルコニー床の劣化状態によってメンテナンス方法が「トップコート」か「FRP１PLY工法」となります。

「トップコート」は表層を塗装で塗り替える施工方法で「FRP１PLY工法」はガラス繊維を１層（１PLY）重ねる工法です。

雨漏りなどある場合は下地からやり直すときもあります。

今回はFRP防水の「１PLY工法」のレポートをしていきます。

【施工前】

現地調査でFRP防水の状態を確認したところ、経年劣化によりFRP層の浮きや剝がれがありましたので「トップコート」の施工ではなく「FRP１PLY工法」で施工することになりました。

　【高圧洗浄】まずはエアコンの室外機を外して、高圧洗浄で汚れを除去していきます。

【高圧洗浄後】室外機を外して、高圧洗浄が完了です。

【下地調整】グラインダーを使ってケレンをしていきます。

【下地調整後】しっかりと室外機部分も含め全体的にグラインダー等で剝がせる所は剝がして、下地調整します。

【アセトン拭き】ケレンが終わったら密着性を高めるためにアセトン拭きで油分を除去します。

【プライマー塗布】プライマーを塗りガラスマットとの密着度を高めます。

【１PLY後】ガラス繊維が固まり強度のある防水層ができました。

【１PLY後】このあとトップコートの施工となります。

【トップコート】FRP防水の最後の工程のトップコートを施工していきます。ご覧の通りトップコートは表層の塗装になりますので、防水の機能自体はありません。防水性能を高めるには１PLY工法のガラス繊維の防水層が必要ですね。

【室外機取り付け】トップコートをしっかり乾燥させた後に室外機を取り付けて完成です。